Conceptual Design : 「Hospitality of Japan」(もてなしの文化装置)

日本の食文化は、もてなしの饗応文化として受継がれてきました。
自然の恵みや四季折々旬の食材を調理し、器に盛付け、家族や友人をもてなし、演出の文化装置として発展してきました。
しかも、「もてなし」「しつらい」「ふるまい」によって場所を演出し、一期一会の宴を楽しむ日本の文化装置といえます。

「持て成し」はこころの「和」を表現し、「設い」は四季に合わせ空間を演出、「振舞い」は歓待の所作や動作に心を込めもてなします。
また、器に盛られた料理は、自然界と人間界の中間領域に「見立て」、別の意味に解釈し、新しく表現する創作と遊びの文化を創造します。

特に、自然や人間の共存を場所環境に表現し、外部と内部に壁をつくらず「仕切り」(屏風)を設え「場所文化」として、茶道や華道そして武道の世界にも通じる「心・技・体」の統一と「真・善・美」を極め文化素養を高めます。

また、饗応文化は、宴席の場に「音や舞」など観る・聴く・味わうなど五感で楽しむ日本のオリジナルなホスピタリティです。
料理と器そして奏でられる音楽や舞いを楽しむ日本の食文化は、千年を超えて受け継がれた文化です。

こうした日本の食文化の世界をホスピタリティ文化装置として演出できる道具を提案しています。
Copyright 2009 Design Studio BINEN Inc. All Rights reserved.
デザインディレクター 坂田 守正

このページのコンテンツには、Adobe Flash Player の最新バージョンが必要です。

Adobe Flash Player を取得

Dieter Rams  
Profile  | Consept ---
--- コンセプト | 坂田守正プロフィール


Copyright (C) 2009 REAL JAPAN., All rights reserved.